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良かったんだ。
夢と現の狭間にあるばあちゃん。
去年辺りから、夢の中に居る状態が長く続いておりましたが、どんどんその時間が長くなり、今では殆ど夢の中となってしまいました。

今年の夏。
「ばあちゃんが私達の事を判る内に逢いに行こう」と。
数年振りに家族揃って夏休みを取る事が出来、長い時間をかけて田舎まで走りました。
田舎に居たのは僅か3日間。
けれど、ばあちゃんと一緒に居られたのは、正味1日半位だったかも知れない。
行っている間にも色々とあり、現実をまざまざ突きつけられる形となりました。
話は聞いていたけれど、聞くのと実際に体験するのとでは大違い。少なからずショックを受け、こちらに戻って参りました。

ばあちゃんは、今の戀子の体の基礎を作り上げた人、という認識があります。
ばあちゃんと長い時間、一緒に暮らしていた訳ではないので、厳密に云えばそうではないのだけれど、ばあちゃんからの隔世遺伝で戀子はDMになりました。まぁ、血筋なんですよ。
そして今の様に太った成りも、きっかけはばあちゃんでありました。細かいところは省きますが。

戀子がリアル思春期の多感な頃。
そういう色々が相俟って、ばあちゃんとうまく関われない時期がありました。
お互いが離れた場所で生活しておりますので、滅多に逢う事は叶わなかったのだけれど、その距離と逢えない時間の中でうまく昇華出来、それから先は程良い距離感で接する事が出来る様になりました。
大体、人をどうこう思ったところでしょうがない。自分で変えられる事は、自分で変えていけば良いだけの事。

どこの家でも何かしらの問題がある様に、我が家でも、我が家の親戚関係でも、色々な事がありました。
全てを切り離したいと、思いっきり拒絶していた時期もありました。
けれど、そういうのも『時間が解決してくれる』という奴で、どうでも良くなっていきました。
赦せるのかと云われれば、決してそうではない。
でも、どうでも良いのです。そういう事も全て。

数年前。
親戚宅から田舎へと戻る途中下車だった我が家で倒れたあの夜。
毎日の様に病院へばあちゃんに逢いに行った入院中。
その後の我が家での1ヶ月程の生活。
ばあちゃんの我が儘を叱り飛ばした。
大好きだったばあちゃん特製の浅漬けの作り方を教えて貰った。

今年の夏。
我が家で過ごしたあの日以来、久し振りに逢ったばあちゃんの小さな体。
真っ白な髪。
荒れ果てた家の中。
みんなが寝静まった後、眠れなかった戀子と起きてしまったばあちゃんの、夢と現が交じり合う会話。
傍にあった父の帽子を少し弄ってからかぶり、こちらを向いてニコリと笑った時の顔が、とっても可愛らしかった。

ばあちゃんは、もうわたし達の事が判らなくなってしまった。

未だ未だいっぱい聞きたかった事があったのに。
ずっとずっと望んでいた戀子の花嫁姿、ばあちゃんが判る内に見せたかったのに。

『次』がいつだって確かに来るとは限らない。
次に繋がらない事の方が、この世の中には圧倒的に多い。
「またね」を云わないままに一生逢えなくなる人の、なんて多い事か。
この夏、ばあちゃんと一緒に写真を撮ろうと思っていたのに、不確かな『次』を信じたばかりに撮る事が出来なかった。

次にばあちゃんと逢った時には、戀子の事をどういう人だと思うのかな。
どう思われようと、戀子はばあちゃんの体に触れたいと思う。
色んな事を肌で感じたい。

今年の夏、逢いに行けて良かった。
良かったんだ。
2007.11.10 (Sat) 03:24
COMMENT
戀子さんは、何だかんだおばあちゃんが好きなんですね(^-^)
いろんな思いがあるんでしょうけど。
戀子さんの優しさが伝わってきました。
私は、冷たいのかな?父方の婆ちゃんには、してあげたいことなんてなにもない。
うちもいろいろあって・・・
早く死んでくれって思った時もいっぱいあったよ。
憎まれっ子何とやらで、未だ健在v-16
3年くらい前、爺さんが死んだ時も何も感じなかったし。
2人とも、高校卒業するまでずっと一緒に暮らしていたのに。
FROM かおり 2007.11.10. (Sat) 23:28 URL [EDIT]
>かおり
そうねぇ、色々思う事はあったよね。
若い頃はホントにあったなぁ。でも、どうでもいいっつーか、何つーか。
クサクサ思ったところで、された事がクリアになるかっていうとそうではないし、だったらもぉいーじゃん???みたいな感じになったのかも。

大嫌いだけれど大好きだっていう、そんな風になったのが二十歳を越えてからかなぁ。
常に気になる人ではあったから。良くも悪くも。

恨むも赦すも、過ぎ行く時間は同じだから。
FROM 管理人・戀子 2007.11.11. (Sun) 03:38 URL [EDIT]
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